呆気ない
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人との繋がり。
自分の想い。
みんなみんな呆気なく消える。
言葉をいくら並べても、何も残らない。
そんな朝。
こんな朝。
夢は夢のままだったんだ。
いちばん
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良くも悪くも誰かの何かの一番になりたくて人間は生きていると思う。
いつだって自分の一番は自分のくせに。
どうも欲張りだ。
かたまり
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私はプライドの塊だ。
大した容姿や特技があるわけでもない。
でも、プライドは高い。
人に虐げられることが嫌いだ。
バカにされることも。
見下されたくもない。
比べられるのも癪に障る。
ただ、弱い心を隠すように虚構のプライドを積み立てた。
ちょっとやそっとのことで崩れない。
こうでもしなきゃ死んでしまう。
自分がいなくなってしまう。
誰かに殺されてしまう。
こんな情けないプライドに生かされて今日も私は生きてる。
明日も生きていく。
若いうちは仕方ない。
ふわり揺れる
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ふわり、揺れる。
返信一つで頬を緩めてしまうような、言葉一つで幸せを錯覚してしまうような、そんな気分。
いつぶりかわからない想いが淡く色付く。
声、聴きたくて。
会いたくて。
一目見たくて。
高鳴る胸に手を当てて。
一呼吸。
ふわり、揺れた。
わたし
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めかし込んで、誑し込んで。
一人は嫌だから愛されたくて。
「この人に愛されたい」
って人に期待をするのはもうやめた。
だって無理なものは無理。
なるようにしかならない。
一人で生きないために努力をしたのだ。
一人が辛かったから努力をしたのだ。
ずっと一人だったから頑張れたのだ。
別に理解されなくていい。
私以外、私のことをわかるはずがないのだから。
もう私は武器も持たずに外に出る馬鹿じゃない。
なにもできない
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大好きだったあなたが辛くても私は何もできない。
辛くて苦しんでいて、それでいて生きることを諦めていたとしても、何もできない。、
なぜならば。
あなたは私を受け入れられないから。
私の助言や、応援、慰め。
全て届かないから。
あなたは私を拒むから。
なにもできない。
ただゆっくりと不甲斐ない掌を握り締めて。
初恋
好きだった。
実らなかった。
それでも好きだった。
愛しい愛しい、古い記憶。